導入事例

新明工業株式会社

電子マニュアルで製品理解の促進を図り、正確・安全にご利用いただきたい。 不具合やトラブルのフィードバックを収集し、常にカイゼンの姿勢を持ち続けたい

導入事例取扱説明書等各種マニュアルの再構築・デジタル化、現場からのフィードバックの仕組みづくり
※KAIZEN FARM連携ツールの電子マニュアル導入事例です
課題既存のマニュアルが分かりにくい/正しい製品使用方法が分からず、問合せが頻発している
効果取扱説明書等ドキュメントの更新性・理解度の向上

基本情報

取材対象者:貞野昌則さま、池垣直則さま
所属部署:自動車事業本部 営業部
業務内容:特装車の製造・販売

導入前の課題・ニーズ

これまではマニュアルを社内で作成し、納車時に紙で配布・説明をしていました。ですが、実際に業務をするユーザーが説明会に参加できなかったり、納車から1ヶ月以上経ってから乗車する、というケースも多いのです。そうすると、いざ利用しようと思った時に正しい操作手順やメンテナンスが理解できておらず、電話やメールなどで逐一問合せが入っていました。
また、そもそも現場のスタッフがマニュアル作成をしていたこともあり、分かりにくさがあったことも否めません。とはいえ、我々が提供する特装車は、高速道路という危険と隣り合わせの過酷な環境下で使用いただくものです。そんな状況で正しい使用方法が分からなかったり、正常に動作させられないというのは、一歩間違えれば大きな事故につながる可能性もあります。
そうした危険にさらさないためにも、ユーザーに正しく製品を理解していただき、業務中に困らないようにしたいという想いが強くありました。

導入の決め手

今あるマニュアルを単純にデジタル化するだけでなく、現地現物でユーザーの声を拾いながらマニュアルを再構築するというご提案をいただけたことが大きかったです。
車両や現場を分かりきっている我々がつくると、どうしても開発視点・技術視点での説明になってしまい、読み手にとっての分かりやすさが二の次になってしまっていました。どうにか改善できないかと思っていたところに、マニュアル作成ノウハウが豊富なシイエム・シイの視点や、動画の活用など新たな気づきを与えていただけたのも大変ありがたかったです。

導入後に得られた効果

まだ定量的な効果は測れていないのですが、肌感覚としては納車後の問合せが減ったと感じています。
これまで、紙のマニュアルでは操作が分かりづらい、というのが課題だったので、動画なども含めた再構築を通じてユーザーの皆さんが電子マニュアルの良さや便利さに気づき、利用いただいたからではないかと思います。
また、導入を検討しているユーザーへの営業アプローチの材料としても活用いただけているようで、有効なツールとして認識され始めているように感じます。

導入時~現在に至るまでの使用感

一番便利に感じているのは、最新情報をすぐに配信できるところです。また、新旧製品問わず、これまで配信したものは一括で格納され、必要に応じて常に閲覧できるというのも強みだと感じています。
インターネットにさえ繋げられれば、出先でもマニュアルを参照しながら説明ができたり、電子マニュアルの有用性をご紹介できるのも良い点です。
機能については、まだすべてを活用できているとは言えないのですが、基本的な操作に関してはシイエム・シイに助けていただきつつも、操作マニュアルを見ながら問題なく習得できています。

今後の取り組み・展望

まずは、ユーザーや関係者に電子マニュアルをしっかりと活用していただけるよう、周知活動を活性化したいと考えています。
ユーザーを増やして、車両トラブルや不具合、機能要望など現場の声が収集でき、それを車両開発チームへフィードバックすることで、次世代の製品へとカイゼン・進化を重ねていければと思っています。
また、新明工業社内向けの資料作成にも、電子マニュアルは有効だと感じています。公開範囲を設定する機能を使えば、部署限定・横断の設定もできるので、多用途での利用を構想していきたいと思います。

会社名新明工業株式会社
所在地本社:愛知県豊田市衣ヶ原3-20 住吉工場(特装車製作):愛知県豊田市堤町西住吉10
URLhttps://www.shinmei.co.jp/
事業内容電動化設備、組立設備、FAシステム、カーサービス、特装車製作